HISSY選手(Rox3Gaming)|独占インタビュー#01

ひっしー

HISSY(ひっしー)

Rox3Gaming所属(2023年12月1日〜)

鉄拳は7FRの中盤から本格的に始め、現在は準とリディアをメインキャラクターに活動中。神奈川出身。誕生日は3月20日。

最近の戦績

2024年
KELOTCUP.12:ベスト4
EVO Japan 2024:65位

2025年
MASTERCUP.13:ベスト4
MASTERCUP TRY TOKYO 2025:17位
東三河eスポーツチャレンジ 2025 TWT2025 DOJO:準優勝

01:鉄拳との出会い

うえちゃん まずは自己紹介をお願いします。
ひっしー Rox3Gamingに所属している、ひっしーです。鉄拳は鉄拳7FRのエリザ実装あたりから始めて、だいたい5〜6年くらいになります。年齢的にも、プロの中ではまだ若手になるかなと思います。
最初に鉄拳をやったきっかけは?
ゲームセンターで、友達にボコボコにされて(笑)。悔しくて「次は勝ちたい」と思ったんです。僕、かなり負けず嫌いな性格なんで。そこから家庭用を買って、気づけば毎日プレイするようになっていました。
最初からエリザを?
はい、最初に使ったのがエリザです。ちょっと特殊なキャラでしたけど、かっこよさに惹かれたのと、やっぱり「好きなキャラを使う」のが一番モチベーションになるんです。性能が強いから、ではなく「自分が楽しいかどうか」で選んでいました。
そのスタンスは今でも変わっていないんですね。
そうですね。今も女性キャラ中心に選んでいますし、モチベーションを大事にしています。

02:成長の歩みとターニングポイント

初めて大会に出たのはいつ頃ですか?
始めてすぐですね。まだ実力も経験も足りない状態で「とりあえず出てみよう」と。結果は全然ダメで、会場の雰囲気に完全に呑まれてしまいました。家庭用とは全然違って、モニターや椅子の高さひとつで動けなくなってしまったんです。
それは衝撃ですよね。
はい。でもその経験で「大会は自宅とは全然違うんだ」と痛感できました。悔しかったけど、その悔しさが次のモチベーションになりました。
大きな転機はどこでしたか?
2023年のEVO Japanです。エリザで出場して、1400人以上の参加者の中で33位タイ。まだ無名だった自分にとって、あの結果は大きかったです。「あのエリザ使いは誰だ?」と話題にしてもらえて、一気に名前を知ってもらえました。
その時は知り合いも少なかった?
そうなんです。ほとんど一人で過ごしていましたが、同じエリザ使いのWATANABE選手がいて、一緒に行動できたのが心強かったですね。結果的にTOP2のエリザが僕とWATANABE選手で、「エリザ使いすごいな」と周りに思ってもらえたのも嬉しかったです。
苦しい時期もあったと思います。
ありましたね。オフライン大会で全然結果が出ないときは本当に悩みました。でも、負けをただの失敗にせず「この技をどう対処すればよかったんだろう」と振り返って研究しました。SNSではネガティブなことを言わず、練習にぶつけるようにして。少しずつですけど、悔しさを力に変えてきました。

03:鉄拳8とキャラ選択

鉄拳8では準とリディアをメインにしていますね。
はい。女性キャラを選ぶのは昔からのスタイルです。鉄拳7で使っていたエリザ、州光、一美が鉄拳8でいなかったのでどうしようと思って…。準は10F確反が強いところなんかがエリザに似ていて、馴染みやすかったですね。
シーズン2で、特に強いと思うキャラは?
個人的には、アンナ、ブライアン、吉光の3キャラです。吉光はシーズン1がすごく強かったので、相対的に今はあまり目立ってないキャラですが、戦っててまだまだ強いなと感じますね。あと、大会では少ないですがレオも可能性が高いと思っています。対策されにくいので、もっと評価されてもいいキャラだと思います。
シーズン2のシステム面はどうですか?
全体的にやりこみ要素が増えたなという印象ですね。準ですと新たに「風間の神気」が追加されて、ゲージを溜めにいく戦略が生まれました。個人的にはすごく楽しんでやっていますが、その分複雑にもなっているので、初心者目線だと分かりやすい攻めの場面が減ったかも。

04:大会の経験とルーティン

大会で印象に残っている試合は?
マスターカップで大将を任された試合です。僕以外みんな関西勢で東京の大会に遠征に来てたので、何としてでも壇上(TOP8)に連れていきたいって気持ちが強かったです。結果は勝ち進めず、仲間を壇上に連れていけなかったことが本当に悔しくて……。でも、その経験が「次こそは」という強い気持ちにつながりました。
大会前のルーティンはありますか?
遠征先で観光やご当地グルメを楽しむことです。今回の福島では喜多方ラーメンを食べましたし、新潟では朝早く起きて海を見に行きました。大会の緊張感だけで終わらず、その土地の空気を感じると気持ちがリフレッシュされるんです。
今シーズンの目標は?
TWTランキング20位以内をキープすることです。今は達成できていますが、さらに10位以内も目指したいと思っています。

05:Rox3Gamingと「Rox3CUP」

チームに入った経緯を教えてください。
マスターカップで一緒に戦ったはまちゃん。選手の推薦がきっかけです。Rox3Gamingは成績だけでなく、鉄拳を広める活動にも力を入れていて。子供から年配の方まで、幅広い層に楽しんでもらえる活動をしているチームです。自分もそこに共感して加入しました。
9月23日に開催される「Rox3CUP」について教えてください。
実は僕から「開催してみませんか」と提案しました。最初は本当に集まるのか不安でしたが、チーム全体で「やるなら本気で」という雰囲気になって。景品や運営にもめっちゃ力を入れてます。Rox3の魅力を伝えられる大会にしたいです。
提案した本人にとっても特別な大会ですね。
そうですね。僕自身の知名度アップにもつながりますし、地元やチームの名前を広める機会にもなります。必ず成功させたいです。

06:オフの一面

鉄拳以外の趣味は?
学生の頃はスポーツ少年で、小中高はずっとテニス部でした。友達とサッカーやバスケも楽しんでいました。今でもスポーツ大好きですね。
オフで遊んだ時に、オーバークックがめっちゃ上手くて意外でした。
やりましたね(笑)。ゲームもけっこう幅広くて、スマブラや太鼓の達人はかなり極めてました。アニメ鑑賞も好きで、ライブライブ!にハマった時はライブ観に行ってましたね。
Overcooked2(Switch版)
本当に多趣味ですね! 最近は何にハマっていますか?
ダーツですね。自分との戦いなので集中力が鍛えられますし、相手との駆け引きもあって鉄拳にも通じる部分があります。
以前ダーツご一緒した時は手も足も出ませんでした(笑)
ダーツ、めちゃくちゃ奥深いのでまた行きましょう!鉄拳って結局、集中力とメンタルの勝負になる場面が多いので、ダーツをやることで良い影響があるかもしれないですよ(笑)

07:ファンへのメッセージ

最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
鉄拳は今年で30周年を迎えた歴史あるゲームです。僕もその一員として、もっと盛り上げていきたいと思っています。これからも応援していただけると嬉しいですし、一緒に鉄拳を楽しんでいければと思います。

08:おまけ(福島CUPでの雑談)

まずは大会、お疲れさまでした。
お疲れさまでした。
かなり惜しかったですね。
そうですね。最後まで追い詰める場面は作れたんですけど、あと一歩でした。
今日の心境はどんな感じでした?
昨日、群馬の大会ではあまりうまくいかなかったんですが、そのときにいろいろアドバイスをいただいて。今日の福島CUPでは、それを実戦で試してみよう、という気持ちでした。
誰からどんなアドバイスを?
まずノビ選手から「大会で暴れる場面が多い。何もしない選択肢も大事。」と指摘をいただきました。不利時に技で対処しようとする癖がある、と。配信台の試合を見返したら、確かに多いなと。第三者目線で見るとよく分かりました。 それと、はる91年式(敬称略)からは「キャラを絞ったほうが練度を上げられる」と。
逆に数を減らしたほうがいいと?
はい。はるさん自身がジャック一本でやられていて、「有利不利は自分の練度で補える」というお話でした。実際、今日は準一本で臨んで、手応えは良かったです。
練習も準に寄せていく?
そうですね。今後は準とリディアの二本柱でやっていこうと思っています。
前はアリサとか、いろいろ使ってましたよね。
そうなんですけど、当面はその二キャラに絞って、しっかり練度を上げていくつもりです。

インタビューを終えて

ひっしー選手、インタビューありがとうございました。言葉選びが丁寧で、受け答えのひとつひとつから真面目さや人柄の良さが伝わってきました。 これからの大会でのさらなる活躍にも期待しています。

Rox3Gaming主催のオフライン大会
「Rox3CUP」2025年9月23日 に三重で開催予定です。

👉 エントリー詳細 ▶ 当日配信(YouTube)

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